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●くろひよキャンプ●

アウトドア初心者の成長記

ゴーライト・シャングラ5

   

ド素人なのにシャングリラかよ!

というリア充のみなさまにツッコミを受けながらも半年悩み続けて選んだのはコレでした。

ゴーライト・シャングリラ5

ゴーライト・シャングラ5



ワンポールの、5人用テントです。
ゴーライトはアメリカのメーカーですね。テントは中国製ですけど。

ゴーライトのオリジナルサイトはこちら。
http://www.golite.com/Product/ProdDetail.aspx?p=370005111&mc=&t=&lat=

組み立て動画↓
http://youtu.be/CnC8vnIcN4I

まずはこれに辿り着くまでの、俺的テント選び条件を語っていこう。

①軽い
なんでも軽い方がいいに決まってるんじゃン。
バイクツーリング、登山に持っていけることを考えると、2~3キログラム程度が限度でしょう。
そして、パッキングの大きさとしては長さ50cm、幅20cmくらいで収まってないと、バイクのシートに載らないし、
バックパックに入らない。そうなると、最近流行の小さい2人~3人用テントの高いやつ。

SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ライトニングHT2
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最初はこういうチョイスになっていくのかなーと考えていた。
しかし、これだと嫁さんや家族で行くようになった場合、とたんに出番がなくなりそうだ。




Coleman(コールマン) 【ワイドスクリーン2ルームハウス】+【テントエアーマット300】+【クイックポンプ】セット
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ファミリーキャンプは世帯持ちなら一度は通る道だ。となると、これか。
まさにファミキャンの王道。ファミリードームテント。
最近はオートキャンプ行くと全部これ。
日本人家族はコールマンかスノーピークしかないと言っても過言ではない(過言だろ




しかし、ドームテントはご存知のとおり、車で行くのが前提なので、重量とかまったく考えてない。
ちなみに上の5人用コールマンで17.5kg。どうやって持っていくんだ。車に乗せるためにマンションの上げ下げだけでもめげる。やる気なくす
。これだと、キャンプに行くだけで重労働だ。
少なくとも、俺の求めているのはこんなリア充キャンプではない。

手軽にバイクでも徒歩でも電車でも移動する。もちろん車でも移動する。その中でさっと持ち出せて、バックパックに入れても軽く動けるようなテント。
それが俺の求めるテントだ。

②組み立て・撤収が早い
なにはともあれ、キャンプ場もしくは野営地に着いて1時間も設営に時間かかってたらもはやキャンプでなくて労働。
どうせ重い骨組みは男(もしくはパパ)の仕事!といわんばかりに遊びまわる家族を横目に「よーし、パパ、テント張っちゃうぞー(´∀`;)」とか言ってるわけです。
もう見てらんない。
そんな中、スマートに5分程度でテントが立ち上がり、コーヒー片手にくつろぐ。これだね。

③広い
広いに越したことはない。
一軒家もマンションもなんでも、人間が住むのは広い家がいいに決まってます。
ワンルームに住んでた学生が、就職して1DKくらいに住み始めると、もはや昔の狭い部屋には住めなくなってしまうでしょう。
テントは一人で使うなら、2人用テント、2人で使うなら3人用。などと、カタログ値+1人で換算すると使いやすいといわれて久しい。
たぶん、バックパックや荷物の入るスペースを考えないといけないからでしょう。

でも、5人用はほしいところです。
意外と思うかもしれませんが、5人用テントって、実は4畳半なんですよ。
今日日の若い連中が4畳半のワンルームマンションに住めますかね。

以上、3つの条件をあげてみましたが、それぞれに相反する条件だと気がつきます。
広いテントは重いし、組み立ても大変なんです。当たり前です。
それでもないかと半年探し回ったところ、結局辿り着いたのが、ワンポールテントでした。

ゴーライト・シャングラ5



ワンポールテントの形は、もう、見事にテント!っていう三角錐、ピラミッドな感じですね。
体積=底辺×高さ×1/3
のアレです。

ワンポールって倒れないの?という人がいるかもしれませんが、これが全然大丈夫なんですねー。
ペグをしっかりと打てば、万一1本抜けても平気です。とはいえ、ペグの数が多いです。
こういうのを非自立式っていうんですかね。ドームテントみたいに自立できるわけではありません。
なので、地面がやわらかすぎてペグが簡単に抜けてしまうと、成立しなくなるという欠点はあります。

では詳細を見て行きます。

ゴーライト・シャングラ5



これで1式すべてです。となりはバイクグローブです。
この袋〈スタッフサック〉の中にフライ、ネスト、ベグ、ポールが入っています。
総重量で2.5kgです。非常に軽いです。5人用なので一人当たりで換算すれば500gとういことになります。ペットボトル1本分ですよ。
寸法は、長さ45cm、円筒と考えると直径22cmです。かなりコンパクトだと思います。
ポールの長さは2mくらいですが、4節根みたいに折り畳め、長さ調整機構で伸縮します。

袋はネストの底と同じ素材〈防水ナイロン〉で出来ています。
シームがないので完全防水ではありませんが、バイクの荷台にくくりつけて雨の中走っても、中身は濡れていませんでした。

ゴーライト・シャングラ5



中身はこんな感じです。ベグ袋は写っていません。
適当にたたんでいるのでこんなんでスタッフサックに入るの?と思わせますが、綺麗にたためばこんな感じです。

ゴーライト・シャングラ5



入りそうでしょ?初めてでも楽々入ります。

さて広げてみます。

まずはフットプリントを敷きます。もちろん、なくてもかまいませんが、キャンプ場によっては石が痛いので。

ゴーライト・シャングラ5



なにせ高いテントを小石で穴を開けるのは悲しい。これはただのブルーシートですから、¥1000前後で買えますし、完全防水だし、汚れてもまた買えばいいし、、

てういかブルーシートでテント作ったら最強なんじゃねぇ?

ロゴス(LOGOS) ぴったりグランドシート270
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もちろんフットプリントは別売です。



ゴーライト・シャングラ5



ネストを敷き、ペグを打ちます。
ネストは5角形です。
ペグは、写真で言うと手前の頂点から打って、二等辺三角形を作るようにペグを張っていけば綺麗に張れます。

ゴーライト・シャングラ5



さて、ポールを伸ばして、、

ゴーライト・シャングラ5



中に入って、よっと立ち上げると。。

ゴーライト・シャングラ5



一瞬で完成。
ネスト〈巣〉は、あくまで虫除けネット〈蚊帳〉みたいな扱いです。
夏場ならネストだけでもいけそうです。重さはネストだけで1.2kgくらいです。

続いて、フライを張ります。

ゴーライト・シャングラ5



ふぁさっとネストに被せます。一人でやる場合は、なかなか頂点に引っかかりません。
そんな時は、風の力を利用するといいでしょう。
テントを挟んで風上に立ち、風に乗せる様にフライを引っ掛けます。風に乗ると、フライは軽々と浮きます。なんせ800gくらいしかないんですから。

ゴーライト・シャングラ5



完成です。
この写真は2度目の設営ですが、10分くらいで出来たと思います。
これから5分を目指したいと思います。

詳細を見ていこう。

まずは天頂のベンチレーション。

ゴーライト・シャングラ5



内部から。

ゴーライト・シャングラ5



入口。

ゴーライト・シャングラ5



ポール押さえ。

ゴーライト・シャングラ5




オリーブドラブの落ち着いたカラーのフライ。

ゴーライト・シャングラ5



付属していたDACのアルミペグ。1本10gくらい。8本組で付属していたが、実際は9本ないと写真のような成形は完成しないんだよね。

ゴーライト・シャングラ5




さらにペグで補強が出来るようにロープループがあるが、よっぽどの強風でなければ必要ないでしょう。
風速40メートルでも耐えた画像がある。
http://youtu.be/_S2Ci_doWLA

だれがこんな吹雪の中でキャンプをやるんだろう・・・。

以下、シャングリラ5を見てきた感想です。

①軽い
なんせ2.5kgは5人用テントでは最軽量ではないかと。
オートキャンプでも運搬が楽だし。
ツーリングなら、仲間も泊める事が出来るので、全体の荷物が減る。

ゴーライト・シャングラ5



バイクへのスタッキングは、荷台とシートにまたがらせてドローコード(ママチャリ用¥100)と、ネットで行う。

②組み立て
ポール1本なので、マニュアルなしでもなんとかなる。ド素人のオレサマでも10分。一人で楽勝。
折り畳みも同様に早い。撤収のほうが時間的に早く終わるので、ツーリング、登山で余計な体力と時間を消耗しなくていいのは助かる。
結局、この組み立ての手間がキャンプをレジャーにするか労働にするかを分ける要因だな。

③広い
まぁ、5人用ですから。俺、嫁、子ども+荷物でも楽勝です。
中にコットも持ち込めるし。ミニテーブル入れて食事も出来ます。

ゴーライト・シャングラ5



ゴーライト・シャングラ5



あと、意外に天井が高い(2m)ので、身長176の俺でも立つことも出来るし、着替えもたやすく出来ます。
それと心理的な広さを感じるのは天井が高いからだと思います。



三角錐なので、テントの端に行くと、天井が低くなり、身体にテントがあたります。
これはポール型の特徴で、仕方がないかと思いますが、端っこの方は荷物でも置いておけばよいでしょう。

でも、カタログでうたっている、5人用というのはいささか狭い気がします。
たしかに寿司詰めにすれば5人で寝れますが、実際のところはゆとりを持って、小さな子どもがいる3人家族用ってとこでしょうね。

まぁ、これは使い方によりますが。4~5人のリア充ファミリーなら、コールマンのドーム型を選ぶことになりそうです〈俺ならバンガロー借りてしまうが〉。

それにしても、当然、ソロでも楽々使えますし、ツーリング2~3人なら余裕でテント係で活用できるし、俺の求める使い方では長い間納戸行きってことにはならなそうです。

ところで、これ。今回初めて個人輸入でアメリカのショップから購入しました。
日本のアウトドアショップではすでに見ることは出来ないのと、輸入代行ショップ通販だと手数料でテントが買えるくらいかかってしまうからです。

今度、個人輸入の詳細をレポりたいと思いますが、結論から言うと、日本のショップで買う輸入テントの値段のほぼ半額で購入できます。
円高が大きいですけどね。
あのMSRだとか、シェラデザインズとか、ニーモとかケルティとか、WILD-ワン辺りですげぇ値段で売ってる高級輸入テントなんざ、向こうじゃ普通のケーヨーデイツーテントレベルってことです。どうせ中国製だし。


ゴーライト・シャングラ5



(総評)

長い間悩んで、買ってよかったと思います。
アウトドア素人は、最初のテントでつまづくと、一生トラウマになってしまうと思う。
これを手に入れるまで、俺が知ってるテントは25年前の鉄骨フレームのドーム型っぽいいかついテントでしたが、時代は変わったものです。
当時のそのテントは、重量が15kgくらいで組み立ても面倒くさく、幼少の俺にキャンプ=苦行というトラウマを植え込みました。
それっきりキャンプとは疎遠でしたが、今こうしてテントを自力で手に入れてみると、アウトドアは本当に楽しいもので、新しい人生の喜びを将来にわたって手に入れることが出来る実感を得ました。
それには正しい知識と、自分にあったギアを使うことが大事というわけです。

でも、本来の目的は、キャンプ道具を揃えて満足することではありません。キャンプに行くことなんです。
それにはツーリングの中で取り入れたり、家族とのレジャーであったりと、テントが目的を達成するための道具であることを忘れてはいけません。
今後もキャンプ道具のレポを続けていきますが、本来の目的を見失わないようにしたいと思います。

(追記)
シャングリラ5の海外通販について詳細をアップしました。
http://kurohiyo.naturum.ne.jp/e1320608.html


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